カテゴリー「アニメ・コミック」の記事

2009年4月12日 (日)

本日の読書

鋼の錬金術師 94話

いいわぁ。

世界各国でも人気の
この作品自体が
「正の一石」と
となりそうな。

正は正義ではなくプラスの意。
正義って言葉は振り回さないあたりが
日本的な感覚なのかなぁ。
「勝てば官軍」て言葉もあるし。

倫理と技術と魅力がこんなに一体となった作品は
今までなかったんではないだろうか。
少年誌だからこそ難しいことがあるだろうに。

大胆で繊細。
冷静で熱い。
正統なのに意外性を持ってて。
力強く優しい。

作者が主張したいことが
太い幹のように芯にありつつ
遊び心の枝葉も広げている。

思わず想像するのよねぇ。
この作品のおかげで正義と復讐に名を借りた
争いが減るかもしれない。と。









すごい。

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2007年12月18日 (火)

その昔、映画館で見ました

最近、YAHOOのトップページにガンダムがいる。
懐かしいなあ。

子供の頃見た時は解らないところもけっこうあった。

地名なのか人名なのかロボット名なのか
たいして説明もないままの言葉がどんどん出てきて
とまどった記憶がある。

人物で言えばアムロはなんで引きこもってるんだろうとか、
ミライさんはなんで婚約者に怒っているんだとか、
子供心にはピンとこなかった。

当時はアムロって好きじゃなかったんだよねー。
上目遣いで「怖いのいやなんだよ」とふてくされて
主役らしくない。
ビジュアル的にも茶色の天然パーマで妙にむっちりしてて弱そう。
当時のヒーローといえば目にかかる直毛黒髪で眉はキリリが
主流だったもんね。

でもそれがニュータイプの音+カミナリが出るころには
普通の人が変身していくようでリアリティが出たなぁ。
妙に自然体でアムロが頼もしく思えた。
主役が主役らしくないことで、他のキャラクターとの存在感の差が
目立たず、それが逆に群像劇のように物語に厚みが出た、
気がする。

大人になって再放送を見直した時の方が人間関係の面なんかが
面白く見られたなぁ。
一番モテてるのは地味顔のミライさんだったりして。

子供向けじゃないな~と感じたのは
アムロの幼なじみのフラウボウが
「あの人は私達とは違うのよ...」と諦めのような台詞を呟き
ハヤトとつき合い始め(?)、それに対し、アムロも特に反応を
示さず、「いいじゃないですか」と、ほんの少し寂しげに
ほんの少しほっとしたように、
普通にしているところ。
幼なじみがとにかくカップル又は相思相愛になる
という定石が覆され、驚きました。

最近はテレビでの再放送もないので、ずいぶんと見てないけど、
今見たらまた違う感想になるんだろうな。

映画の音楽が好きだったので、テレビシリーズより映画3部作を見たい。

ちなみにガンダムシリーズは「ファースト」しかきちんと見ていません。

今も放送してるようですが、不自然な髪型とか
妙に女性だけムッチリした制服とかでまず
引いてしまいました。

大人向けを目指すならそのへんもリアリティを追求してほしいなぁ。
対象外だからいいんだろうけど。



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2007年5月27日 (日)

英国恋物語

漫画を買った。一気に買った。大人っていいなぁ。

森薫著「エマ」

夜更かしした日にアニメーションで放映していたのを見て
絵と動きと音楽の美しさ、時代考証の細かさに
興味を持ったのがきっかけ。
録画するほど熱心ではなかったけど、第一部の最終回が
別れて終わりなのがいかにも中途半端で気になってました。
某動画サイトで一通り見てハマってしまった。
これだけ力の入った作品、なんで昼間に放映してくれないんでしょうかね。
時間も不定期だし。再放送希望。


さて漫画編。
なんかねぇ。
「恋」の物語です。過去の気持ちを振り返ってしまったよ。ははは。

上流階級の男ウイリアムと、男の元家庭教師に仕えるメイドエマ。
最初は淡い恋心だったのが、お互いの階級の違いを超えられず、
一度は別れを迎えるが、再会を機にくるおしいほど恋い焦がれ合う。
しっかり者で照れ屋で控えめなエマが、恋に迷い自分を抑えらなくなる。
どこか頼りなくぼーっとしたウイリアムが、恋ゆえに強くなっていく。

作者さん、商業誌では初の連載だとか。
1巻ではちょっと雑に見えるところや素人っぽさが残ってるんだけど、
巻を重ねるごとにどんどん上手になり、それが登場人物の
成長と変化にリンクするように感じた。

女性が描く西洋恋愛モノって、顔と髪と服と花へ気合いの入れようと
建物、小物、脇役への気合いに大きな差があると感じてますが、
この作者さん、人や道具の描き方がとても細やかで、且つさりげない。

脇役の人物にも性格や物語がありそう。と思ったら、
8巻の番外編集では本編にチョイ役ででてた人物の前後談だったり。
5話の「The Times」は良い。

背景に描かれた道具や小物も、違う時代、違う国の日常を
想像することができて興味深い。
描く方は時代考証が大変なんだろうけど、
何度もじっくり見られるのは、漫画ならではの楽しみ方。

単純に漫画として面白くもあり、
「ジェーン・エア」とか「レベッカ」っといった小説好き、
100年前のイギリスや社交界に興味がある人にもオススメ。


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手書き風、読者アンケートもけっこう楽しみだったりします。

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2006年11月19日 (日)

あの作者のこの作品~目線の違い

女性向けコミック雑誌BE・LOVEで連載されている
「アイシテル~海容~」
という作品、作者は伊藤実さん。

小学生の我が子が殺人事件の加害者・被害者となってしまった。
両家族の自責と葛藤、マスコミの報道姿勢、嫌がらせ、少年法・・・。
主に30~40代女性が読者層なので、基本的に母親目線で描かれているが
被害者の姉、父、加害者の父、カウンセラー、そして加害者
複数の目線からも描かれている。

この絵を見て思い出したのが、以前少年マガジンで
連載していた「おがみ松五郎」。同じ作者さんですね。
ケンカが強くごつい主人公、子分、かわいいヒロイン
少年漫画の王道でありながら、透明感があり、
どこかほのぼのした雰囲気でした。

その印象があるからだろうか、
女性誌でありながら、母親の心情だけでなく
加害者少年や被害者の姉(中学生か)の心情も
しっかりと描いていて、苛立ちが伝わってくる。

いろんなジャンルの本があるけれど、
対象読者以外の本を読むと、同性同年代の描かれ方が
いかにも造り物のようで、感情移入できないことがある。
男性誌の女性に、女性は共感できなかったり
女性誌の男性に、男性は共感できなかったり
逆に言えば違う性別、広い年代が感情移入できる作品は
深みがでて説得力がある。

少年漫画の第一線で活躍していた作者だからこそ表現できる、
少年の犯罪とその家族。
読んでいて胸の痛くなる作品ですが、誰の身の上にも
起こりうることだと思う。
多くの人に読んでもらいたいな。

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2006年10月 7日 (土)

しんちゃん すごいよ

先週のことですが

クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

途中から見ました。

この作品、去年(かな?)にも放送していました。

「しんちゃん」て普段は見ていないのだけど、
買い物にでも行くか~と準備していた時に始まり、
ついつい見入ってしまった作品です。

TV雑誌に
「大人ファンからも絶大な支持を受けている」
とあった。納得。

短くまとめると
昭和(特に30~40年代)を再現しようとする「悪役」の野望と
しんちゃん一家が対決して現代を取り戻す、ってな感じ。

単純に言えばそうなんだけど。
心動かされるものがありました。


「昔は良かった」→「だから昔に戻ろう」と主張する、「悪役」
現実の生活に疲れ「懐かしさ」に浸る、「普通の大人」
今と、未来を生きようとする、「こども」

過去を懐かしがり、未来を憂うのではなくて、
今を一生懸命に生きていこう。
次の世代にも伝えていけるように。

というメッセージと解釈しました。
作成は2001年。
20世紀への感謝を込めて、といったところでしょうか。

あくまでも「クレヨンしんちゃん」らしさをなくさず、
いたる場面に小技が効いている。
ストーリー、作画、演出、音楽、笑いあり涙あり、
大人も子供も楽しめる、見事なバランスです。

見終わって、少しせつなさが残る、でも元気の出るような
いい映画でした。


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