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2008年12月27日 (土)

夜旅

今日は納会。
ついでに二次会。

終電一本前の電車に乗る。
寝過ごす。

最寄り駅の二つ先。
到着と同時に目が覚めるが
そこは終着駅でもあった。

向かいのホームは薄暗い。
折り返しの電車はもうない。

駅前はバスターミナルがある。
バスはもうないがタクシー乗り場はあった。
が、ここは終着駅。
すでにタクシー乗り場には20人以上の行列ができている。

待つのは好きではない。
たとえ到着するのが遅くとも。

私鉄電車の駅二つ。
歩けない距離ではない。
普段降りない駅なので土地勘は全くないが、
線路があるので方向だけはわかる。

歩く。

ダウンジャケットのファスナーを首まで上げれば
寒くはない。
片耳にイヤホンを差し、音楽を聞きながら
線路横の道を歩く。

線路横の道はすぐに脇にそれ、住宅街になる。
人通りはほとんどない。
思いのほか古く、大きな家が多い。
時々車の通る音がする。

住宅街を抜けると土手に突き当たった。
一級河川だ。

方向と近い橋を確認するため土手に登る。

線路は左。橋らしい明かりも見える。
右はやや遠くにやや明るい橋の街灯が見える。
空が広い。星がきれいだ。
ふと、土手を歩けば気持ちいいだろうと思う。

が、さすがに止めておく。
人がいるから怖いこともあるが
人がいないのも怖い。
全く誰もいないのが確実ならいいけれど、もし誰かいたら、
夜中に土手を歩くなんてどんな人か知れたものではない。
と、深夜の土手を歩こうとした自分を棚に上げつつ、
住宅街に戻る。

もしここで事件や事故にあったら、
なんてバカなことをするのだろうと
思われるだろうな、などと考える。

線路を越え、やっと信号機が点滅する道路に出る。
が、やはり車どおりは少ない。
こんな交通量の少ない道に橋が架かっているのかと
不安になりかけたが、歩道のついた車線表示のない橋にでる。
橋というものは、渡るときにわくわく感と少しのおそれを伴う。

橋を渡ったあたりが一駅目のはずだ。
地続きのところに来たおかげか、
碁盤の目の町並みのおかげか、少しほっとする。
あとは線路の高架沿いに行けば見慣れた風景になるはずだ。

自分のテリトリーに近づいたせいか
リラックスしつつ、でも足早に歩く。

歩き始めて約一時間、ようやく最寄りの駅に着く。

道に迷ったこともあるが、この間
電車でなら5分、電車賃は200円だ。
この200円の価値は高い。

200円呉れてやるから 歩けと言われれば、
体調や急ぎ具合にもよるが、歩く確率は
低くはないだろう。

電車って素晴らしい。
やれやれ。

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