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2008年10月の記事

2008年10月19日 (日)

お気に入り

クラッカーが好きです。

甘くなく、濃くなく
素朴な味わい。
そのままでも良し、
チーズなどのトッピングをしても良し。
年々こういう素朴なものが好きになってきたなぁ。

輸入ものもおしゃれで良いですが、
お気に入りは

「あたり前田のクラッカー」

製造者は大阪府堺市「前田製菓株式会社」

以前スーパーで買ったものより
デザインがシックでおしゃれな感じ。

でもパッケージにはくっきりと
「あたり前田のクラッカー」
の文字。
この押しの強い、でもダジャレなところがステキです。

お値段もお手頃。
百均でも何種類かありました。

購入すると頭の中で誰かが
「あたり前田のクラッカー」
とCMしてくれます。

秋の夜長、ワインのお供にいかがでしょうか?

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2008年10月18日 (土)

今月の読書 10月編

「白い犬とワルツを」  テリー・ケイ

何年か前に話題になっていた本。
見覚えのある白い犬の横顔が表紙。
いつか読んでみようと思っていた本だと、思いだした。

突然妻に先立たれた老人サム。
体は不自由だが、心配する家族をかわし、
一人暮らしを続ける。
歩行器をつえ代わりに苗木の世話や家事をし
日記をつける日々を過ごす。
そんな彼の前に、現れた不思議な白い犬。
サム以外には姿を見せず、他の犬にも気付かれない。

「矜持」という言葉が浮かんだ。
片意地を張るのとはちょっと違う頑固さ。
柔軟さもいたずら心もある。

楽しかった思い出は現在に煌めき続け、
苦い思い出は鈍い痛みを残し、過去になる。

悪人はおらず、饒舌に心境や世界を語るわけではない。
「矜持」を持ちつつ、人生を受け入れ、黄昏の日々を過ごす。

アメリカの小説で、こんな雰囲気の作品があるのかと
意外に思った。

数十年後に読んだらまた違う感覚だろう。
読後の気持ちが良い本です。


*****     *****     *****     *****     *****

この本で知ったことメモ
・朝食でビスケットを食べる
      朝からお菓子?と思ったがウィキペディアによると
      アメリカのビスケットはスコーンに近いものだそうだ。
      植物油脂のショートニングを使うので、スコーンよりも
      あっさりしているとのこと。
・胃痛に重曹水
      重曹にそんな使い方があったのか。
      生活の知恵やね。
      胃酸過多に効くらしい。
・ペカン
     クルミ科の木。 ナッツ類。   
     テキサス州の州木。



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2008年10月13日 (月)

初めの一歩

ネット銀行の口座を開いてみた。

通常より高い定期預金の金利が目当てだったが、
勢い余って外貨預金まで始めてしまった。

預金額は銀行指定の最低金額から。
たとえゼロになっても勉強代と思える額だ。

入金したとたん、やたらと為替の上下が気になる。
経済ニュースも気になる。
株を始めるとニュースや社会に関心が向くという。
それと似たようなものか。
為替変動のグラフはそのまま集団心理を表すようだ。

博打の気分がしなくもない。

投資なら経済に貢献している気もするが、
為替という生き物から不労所得を得ようという行為に
やましさのようなものが多少ある。

人間、楽して儲けようなんて思わないほうが良い。
これは私の中の決まりごと。

とはいえ、これも認められた経済活動。
自分のこれからの生活の為、お金はないよりあるほうが便利。
何より、「知らない」で拒否するよりは「知った」上で判断したい。

と、理屈をこねてみるが、要するに
 稼ぎたい
 知りたい
なのである。

ネット上ではこれまで覗いたこともないニュースやコラム、
HPや掲示板を見ることが増えた。
新しい世界を見る感覚だ。
知らずにいたことが沢山ある。
見慣れた街の光景まで違って見える。

使いにくくてしょうがないエクセル2007も
おかげで新しい機能を勉強できそうだ。

欲を出すな。
のめりこむな。
上限を決めろ。
決まりを作れ。
正確に知れ。

頭の中に戒めを繰り返す。

それにしても、まさか自分がこんなことをするとは
思いもよらなかった。

人生何が起こるか、何をするかわからない。

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2008年10月 6日 (月)

今週の読書

さて読書の秋。

「テス」 トマス・ハーディ

舞台は19世紀末イギリスの農村。
飲んだくれの父と陽気だか無計画な母を持つ
美貌の少女テス。
家は貧しく、幼い多くの弟妹を抱え
困窮した状態の家族を支えようと懸命に働く。

そんな一家にある日「先祖は貴族」という話がもたらされる。
テスは「親戚」の家に使いに出されるが
そこで彼女の人生は大きく舵を切るのであった。。。

各章のタイトルが
1.乙女
2.乙女ではなくなって
3.持ち直し
4.その結果
.........

ってこのタイトル、露骨すぎじゃないでしょうか??

翻訳がではなくて、原本がそうなんですかね。

最後は急転直下。
なんとなくヒロインを突き放したような記述が
ところどころあり、作者の目線が運命の皮肉さに
向いている気がしました。

ところで興味深いのは当時の習慣、風俗。

19世紀末、テスの母親は教育をうけていないが
テスは小学校のみだが教育をうけており、
母子で基本的な知識の差がある。
教育って大事やね。

農村ではキリスト教一辺倒ではないのか、
占いの本や冒頭のお祭り?は多神教的な雰囲気。

作者が農村出身のためか、牧場の様子が
細かく描かれていて、乳しぼりの様子は
牛の体温を感じるようでした。
搾乳機っていつできたんだろう。画期的なものだよなぁ。
そしてエンジン付き脱穀機。産業革命ですなぁ。

イギリス小説って数はさほど読んでないのですが、
作者は中流~上流と呼ばれる階級出身者が多いのかな?
今まで読んだ数冊はだいたいお屋敷が出てきたり
教育や宗教の話題があったりだったけど、
このお話はお屋敷や宗教は事細かには描かれていない。

目線の違いがあることを感じずにはいられないなぁ。

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先月の読書2

忘れないうちに覚え書き。

「白い声」 伊集院静

伊集院静さんの本を読んだのはこれが初めてだった。
かなりロマンチストなのでしょうか。
いやもう。
男の妄想願望全開。

やたらとモテるやさぐれた主人公。
若くて清くて芯が強く美しい神秘的なヒロイン。
舞台はスペイン、金沢、京都

これでもかというくらいの設定です。

あとがきではスペインを肴にさらりと対談してましたから
これはもうそのロマンチックさを楽しむ本なのかなと。

もちょっと男っぽい感じかと思ってたけど、
イメージがちがったなぁ。


そういえば薬師丸ひろ子さんのアルバムの中の曲を
作詞していた記憶がありました。

~歌い方を教えてくださらないから
   最後の小節がいつまでも終わらない~

だったかな?(うろ覚え)

その歌詞の言い回しは子供ながらに、
「身勝手な男に振り回される良家の女性」
というストーリーを感じさせてくれました。

もしかしてこの設定好きですか?

そのうち他の本も読んで検証してみようかと思います。

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先月の読書

「弟を殺した彼と、僕」原田正治

  『長谷川敏彦君は、僕の弟を殺害した男です。』
  この一文でこの本は始まる。

  1983年、末弟を殺された原田氏。
    10年後に長谷川死刑囚と、遺族として面会をする。
    そして死刑の確定した長谷川死刑囚の
    刑の停止を求め奔走する。   
   
    決して赦している訳ではない。
    原田氏にとっては、長谷川死刑囚を憎む気持ちと、
    彼の死刑の停止を求める行動に矛盾はない。
   
  原田氏は自分達が「崖の下」から上るために
    長谷川死刑囚と会って、話をすることが必要だった
    という。

    丁寧で簡潔な文章で、静かに語られる
    「ある被害者遺族の気持ち」

  なぜ死刑が必要なのか?
    法は何のためか?
    被害者遺族のために何が必要か?
   
    被害者、加害者、そして両方の家族が受けた苦しみ。
  こんなことが起こらないようにする為には、何ができるのか。
 
    この本を読んで心に残ることを考え続けていきたい。

  
   
 

「月と六ペンス」ウィリアム・サマセット・モーム

  画家ゴーギャンをモデルにした創作。  
  タイトルが抽象的で難解な本かと思っていたが、
    思いのほか読みやすかった。

  安定した仕事と家庭を捨て、突然出奔した中年男
    ストリックランド。
    作家志望の「私」がその後の彼の生涯を語る。
  「私」の常識者っぷりに対し、ストリックランドの奔放さ
   傍若無人さ、自由さゆえか、
    時に悲惨な事件があり、ストリックランドの最期も
    悲惨と呼べるようなものだが、読後は雲間から
    光がさすような印象を受けた。
   

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